琴丘の郷土芸能

 琴丘町には古くから各町内に伝えられる郷土芸能が、今でも熱心な町民の手によって受け継がれています。
 かつては小新沢番楽(こあらさわばんがく)、落合番楽、二本杉番楽、増浦ささら、上岩川新屋敷(かみいわかわあらやしき)ささら等、数多く伝承されましたが、集落変還のため現在では山谷ささら、中館(なかだて)番楽、上砂子沢(かみいさござわ)番楽の三つが保存されています。
 三つの郷土芸能は、八月に行われる縄文ページェントでも披露され、多くの人々を華麗な舞で魅了しています。

山谷ささら
●山谷(やまや)ささら


 天和元年(1618年)、佐竹義処公が領内巡見の折りに、同行した足軽たちによって伝授されたといわれ、先祖の供養、悪霊の排除、雨乞いなどの意味を持っています。8月13日に松庵寺境内で行われています。
中館番楽
●中館番楽(なかだてばんがく)


 北秋田郡阿仁町字根子の「根子番楽」と同系のもので約400年前に猟師によって伝えられたといわれており、山間地に残る土臭い民俗芸能の中に、古代人の情熱を漂わせるとともに、勇壮なマタギと武人の血と面影を伝えています。
 8月13日に館村地区で、15日には中沢地区で行われています。
上砂子沢番楽 ●上砂子沢番楽(かみいさござわばんがく)

 中館番楽と同じく北秋田郡阿仁町に伝わる「根子番楽」の流れをくむもので平成3年に地元の若者たちによって30年ぶりに復活しました。この番楽には24の舞があったとされており、全体的に拍子が早く,舞そのものに勇壮さがあり、スピード感にあふれているのが特徴です。