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三種町地域福祉フォーラム (3月23日)

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 皆さんこんにちは、町長の三浦です。
 本日は三種町地域福祉フォーラムにお越し戴き誠に有り難うございました。開会に当たり一言ごあいさつ申し上げます。
 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、あれだけあった雪もあっという間に無くなってしまいましたが、今年も大雪で皆さんも大変だったことと思います。
 今日この会場には民生・児童委員の皆様もたくさんお出でかと思います。民生・児童委員の皆様には 高齢者世帯等除排雪支援事業では大変ご難儀をおかけしました。厚く御礼申し上げます。
3.23 福祉フォーラム
 さて、本日のテーマは「未来へ、みんなでつなごう福祉のこころ」ですが、この福祉という言葉は、大変身近な言葉ではありますが、一方ではまた大変難しい言葉であるように思います。
 福祉のこころと言いましても、基本的にはやはり「家族愛」だとか人間としての情愛だとか、そのような気持ちが根本にあって、そこからいろいろ派生していくものではなかろうかと漠然とながら思ったりしております。
 そういう意味で以前大変感銘を受けました、また、とても有名で良く引用もされる小泉信三著の「海軍主計大尉小泉信吉」という本の中の一文をご紹介します。小泉信三さんは経済学者で、慶應義塾大学の塾長もやられた方で、また、戦後は皇太子明仁親王、現在の天皇陛下の教育掛も務められた方であります。
 小泉信三さんは、子供の時から憧れていた海軍に志願して戦場に赴く息子信吉に、次の様な手紙を手渡します。
 
  『君の出征に臨んで言っておく。 
   吾々両親は、完全に君に満足し、君をわが子とすることを何よりの誇りとしている。
   僕は若し生まれ替わって妻を選べといわれたら、幾度でも君のお母様を選ぶ。
   同様に、若しもわが子を選ぶということが出来るものなら、吾々二人は必ず君を選ぶ。
   人の子として両親にこう言わせる、より以上の孝行はない。
   君はなお父母に孝養を尽くしたいと思っているかも知れないが、吾々夫婦は、今日までの24年の間に、
   凡そ人の親として享けうる限りの幸福は既に享けた。
   親に対し、妹に対し、なお仕残したことがあると思ってはならぬ。今日特にこのことを君に言って置く。(後略)』
 
 信吉さんは昭和17年10月南太平洋において戦死します。
 父親としての情愛に満ちた素晴らしい手紙だと思います。家族の絆が薄れている昨今、多くの学ぶべき要素が含まれている手紙ではないでしょうか?
 いろいろ述べて参りましたが、今日は私も皆さんと一緒に勉強させていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。