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能代人権擁護委員協議会南部地区会総会 (4月10日)

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 能代人権擁護委員協議会南部地区会総会の開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 皆様におかれましては、明るく豊かな住みよい人権尊重のまちづくりに向け、様々なお取り組みを進めていただいておりますことに、衷心より感謝申し上げます。
 また、街頭啓発や特設相談、人権教室、人権の花運動など、それぞれお忙しいなか精力的に人権啓発活動をしていただいておりますことに対しましても、心から敬意を表したいと思います。
4.10 人権
 さて、昔は人権問題というと真っ先に同和問題が挙げられましたが、最近は様々な問題が発生しております。
 まず、第1に「女性」に関してですが、女性というだけで社会参加や就職の機会が奪われることはあってはなりません。男女雇用機会均等法などによって,男女平等の原則が確立されていますが、残 念ながらまだまだ日本の社会はそこまでは成熟していないのではないかと思います。
 また、夫・パートナーからの暴力や職場等におけるセクシュアル・ハラスメント、性犯罪などの「女性に対する暴力」の問題も重大な問題の一つです。
 第2に「子ども」に関しては、大津市の中2生徒が「いじめ」を苦に自殺したことが契機となって、いじめを人権問題としてとらえる傾向が強く出て参りました。また、「体罰」の問題も大きく取り上げられ教育現場における問題が浮き彫りにされてきております。
 さらには、親の養育放棄、児童虐待、児童買春、インターネットを介した児童ポルノの問題など子どもが被害者となる例が数多くあり深刻になっております。
 第3に、高齢者に関してですが、高齢者が介護の際に虐待を受けたり、詐欺商法で被害を受けるなどの事案が発生しています。秋田県は少子高齢化が深刻で、行政の課題としても高齢者が生き生きと暮らせる社会の実現を目指しております。こうした状況の中、介護者による身体的・心理的虐待や高齢者の家族等が本人に無断でその財産を処分するなどの経済的虐待といった高齢者の人権問題が大きな社会問題となっています。
 第4に、障がいのある人に関してですが、これも高齢者と同じで障がいのある人に対する差別も根深いものがあります。車いすでの乗車を拒否されたり、アパートの入居を断られる事案が発生しています。町民の間にノーマライゼーションの理念を一層定着させ、障がいのある人の自立と社会参加を更に促進させるために様々な啓発活動に取り組んでいただきたいと思います。
 その他には、刑を終えて出所した人などに対する就職差別等、犯罪被害者等に対するいわれのないうわさや中傷、プライバシーの侵害などの二次的な被害、インターネットによる人権侵害など種々の人権問題が起きています。ここ2、3日報道されている、デートDVなども最近認識されつつある人権侵害です。
 このようにたくさんの人権問題が発生しておりますし、その領域が他の分野ときわめて密接な関係性を持ったものであるという特徴が最近の傾向です。そういう難しい側面もございますが、町といたしましても、一人ひとりの人権が尊重される明るく住みよい地域づくりのために、みなさんと連携して参りたいと思いますので宜しくお願い申し上げます。
 結びになりますが、南部地区会のますますのご発展と、お集まりのみなさんのご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして、お祝いのことばといたします。