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8月 ~「危険と機会」~

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国会

 7月になると来年度予算の概算要求のため、秋田県町村会では政府予算・施策に対する陳情活動を行っている。

 今年も去る7月15日に実行行動を行い、我々12名の町村長は首相官邸において菅官房長官にも直接お会いすることができた。

 官房長官への陳情は大きく分けると人口減少社会への抜本的対策、町村財政基盤の確立、道路整備の促進の三点であるが、その中でやはり人口減少社会への対策に話題が集中した。

 午後からは3班に分かれて各省庁への陳情を行ったが、私は3名の町村長さんと一緒に農水省を廻ってきた。特に事務次官にはご多忙な中、30分ほど時間を割いていただき、地方の実情、特に人口減少問題を申し上げることができたのは良かったと思う。

 他の班でもやはり人口減少問題、特に日本創成会議が発表した消滅自治体の話題が必ずと言ってよいほど出たそうである。

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 かつてケネディ大統領、「国家に対して何を望むかよりも、自分が国家に何を奉仕できるかを考えるべきである。」と言ったが、「国家」という言葉を私達の「地域」や「企業」と置き換えると実はいろいろなことが一人ひとりの人間の力にかかっていると言える

 今、本県はじめ全国の自治体は「人口減少社会」の到来という共通の課題に立ち向かおうとしている。今日の人口減少社会はこれまでの日本の社会がもたらした結果であり、今後の社会のありようが今、問われている。

 「自然現象と過去は変えることが出来ないが、未来と社会は人々の努力で変えられる。」とも言われるように、すでに全国各地で新しい取り組みが始まっている。藻谷浩介著「里山資本主義」などにも詳しく載っている。

 ケネディ大統領はこうも言っている。「中国語で書くと、『危機』という言葉は、二つの漢字から成り立っている。一つは『危険』を表し、もう一つは『機会』を表す。」

 今日の状況を天からの警告ととらえながら、これからのあるべき社会を考究する段階に来ている。慨嘆しているばかりでは決して豊穣なる結果は導き出し得ない。人間の叡智、知恵というものが今、問われている。

 今月もお元気でお過ごし下さい。