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5月 「原木椎茸にかける意気込み」

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1605想

 
 この度の熊本地震で亡くなられた方々に衷心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、被災地の一日も早い復旧・復興をご祈念申し上げます。
 
 さて、本町のふるさと納税が昨年度、全国から一億円以上寄せられたことは皆様もご存じかと思います。PR等に力を入れたことも一因ですが、やはり本町の特産品の質が高いことによるものだと思います。
 
 今回はふるさと納税のお返し品にも登録されていて、「こだわりの原木椎茸」に取り組んでいる大谷地の畠山勝巳さんの椎茸園にお邪魔してお話を伺って来ました。
 地図を頼りにホダ場を探して大谷地へ車を走らせましたが道に迷ってしまいました。仕方なく畠山さんのご自宅へ伺うと幸いにもお父さんの義巳さんがお出でになり道先案内をして戴きました。
 
 海岸へ行く途中の松林の中にホダ場はありました。松林の中は砂地のため乾燥しやすく、乾燥を嫌う椎茸菌にとって本来は良くない環境だそうですが、畠山さんに言わせると沖合を暖流が流れているせいで冬場でも気候が暖く、松葉が敷き詰められていることで保水力も高く、原木椎茸にとっては最適な環境を作っているそうです。
 
 ここのホダ場約1haのなかに5万本のホダ木が並ぶ姿は壮観です。年間8千本〜9千本を植菌し、7年かけてここまでにしたとのこと。ホダ木の列には「6」とか「7」とか番号が表示されていますが、これは列番号によって品種(3種類)や菌を植えた年が一目瞭然にするための工夫です。
 
 
 畠山さんは自園の原木椎茸を「季節椎茸」とネーミングしており、品種によって春、秋、冬とそれぞれに出荷時期が違うとのこと。丁度「冬 」と呼ばれる高級干し椎茸になりそうな椎茸が沢山収穫されていました。肉厚で傘が開ききっていない、しかも、適度の乾燥によって割れが入っています。
寒い時期にじっくりと育てあげることによって、厚肉丸形のしっかりした歯ごたえのあるどんこが出来るのだそうです。 ただ、原木椎茸をやっている農家は通常は干し椎茸として出荷することがほとんどで生での出荷が多いのは県内でも自分1人くらいとか。
 
 
 ホダ場の中に水やりのためのパイプや遮光幕があり、遮光幕はどう使うのか質問したところ椎茸菌は乾燥を嫌うのでパイプで水をやり遮光幕で覆って乾燥を防ぐとのことでいろいろ工夫が凝らされていることに感心しました。近くには冬場も収穫できるよう4千本のホダ木が入っているハウスもあり、中に入ると整然と並べられている様は畠山さんの几帳面な性格を表しているようでした。
 
 
 以前は地区でも原木栽培の農家は沢山いたそうですが、菌床椎茸の台頭により次第に止めていったそうです。今では自分一人になったと言ってましたが、これからも原木にこだわり良い商品を作って独自の販路を開拓してほしいと思います。
 皆さん、今月も体調管理にはくれぐれも注意してお過ごし下さい。