現在地: Home 町長室 三種町長だより 平成25年度 町長あいさつ 役場仕事始めの式 (1月7日)

三種町長だより

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役場仕事始めの式 (1月7日)

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
 今日から仕事始めでありますが、皆様を拝見すると充実感で満ちあふれているように思いました。また休養も充分かと思われますので、本日からエンジン全開で、町民の皆様の幸せのためにしっかりと邁進していただきますようお願い申し上げます。
 昨年の仕事始めでは皆様に「足元を見つめ直す」ということを申し上げました。わが町は昨年1年間で充分足元が固まったかというと、残念ながらまだまだ充分ではないように感じております。昨年明 らかになった問題を受けて、今年はまさに町民の皆様からの信頼を取り戻す年にしたいと思います。基本に返って新規まき直しで危機管理をしっかりとやっていきたいと思います。
 さて、第二次安倍内閣が本格的に動き始めました。内外共に猶予できない懸案事項が山積しておりますが、国民本位の政策で政治への信頼を取り戻せるか、新政権の力量が問われるところです。組閣後、安倍総理は全ての閣僚に1.経済再生、2.東日本大震災からの復興、3.危機管理、に全力を挙げるよう指示されたようですが、特に最優先課題に掲げる経済再生では、1.大胆な金融政策、2.公共事業を中心とする財政支出拡大、3.民間投資を喚起する成長戦略、の「三本の矢」を、経済政策の柱としております。
1.7 仕事始め
 また、新年早々麻生財務大臣はミヤンマーを訪問し、円借款500億供与を約束して参りましたが、これはアジア経済圏の成長を日本経済の再生につなげる経済外交の一環と言われております。さらに、額賀福志郎元財務大臣が首相特使として韓国を訪問し、パク・クネ次期大統領と会談し、親書を手渡して来られましたが、日韓関係が改善の方向に向かいつつあります。ようやく外交も動き出した感があります。
 これらの政府の動きを好感してか、東京株式市場は4日、東日本大震災発生前の3月4日以来1年10ヶ月ぶりの高値1万600円台を付け、為替もアメリカで財政の崖が回避されたことを背景に1ドル88円台と円安に向かう動きをしております。アメリカでの新車販売台数が13.4パーセント増で、5年ぶりに1400万の大台を回復し、日本メーカーではトヨタ、ホンダが24~26%増と好調のようであります。
 4日の企業トップの年頭挨拶では楽観的な見通しを示す経営者は少ないものの、変革、挑戦でこの難局を乗り越えていく姿勢を強調していたことは多少マインド的にも明るくなっているように感じられます。築地の初競りで大間産のクロマグロが去年の3倍の値段、1億5540万円、キロ70万円をつけたそうです。ご祝儀相場とは言え、こういうところにも景気の先行きに対して少し明るさが感じられるような気がいたします。
 ところで、国の動きですが、経済対策がかなりのスピード感を持って推進されそうな状況です。太田国土交通大臣は公明党出身ですが、公明党と言えば防災・減殺ニューディール10兆円という政策を掲げており、国交省は2012年度補正予算に、地方自治体が管理する道路を対象に点検や修繕を行うための補助金を計上する方針を決めたという報道がありました。山梨県中央自動車道笹子トンネル天井板崩落事故をふまえ自治体に道路の安全確保をに向けた取組を促す狙いのようです。
 国の動きが出て来た中で、今やっておかなければならないことは、情報の確保と事前に町が推進すべき事業を選択するなどの準備です。普段の企画がこうした時にこそ重要になって来ます。そうした流れを着実につかみ、しっかりと活用することこそが必要です。新しい経済対策が町にとってどうかかわってくるのか、ただ漫然と具体的な方向が明らかになるのを待つのではなく、町として何か関連付けることができないか具体的に考え、事前に協議検討しておかなければならないと思います。
 さて、三種町の平成
25年度の事業について申し上げますが、1つは国の事業ではありますが町にとっても大いに関係があるのが国道7号線大曲地内の歩道の拡幅事業です。場合によっては地権者の移転等も必要となるため移転先用地の確保など町も早期に事業が完成するよう動かねばならないと考えております。1月号の広報でも書きましたが、地域力、行政力が試されるかと思います。それから、国道101号線が来年4月から通称「メロンロード」と呼ばれている町道と振り替えになる予定ですが、一部区間に狭隘な部分があり大型車の通行に支障が出る可能性があるのでこちらの拡幅を国・県に要望したいと考えております。
 これも県の事業ですが、毎年氾濫する三種川の河川改修を早急に進めなければ住民の安心・安全が確保できません。今年は要望活動を活発に行いたいと考えております。更に、地方道能代・五城目線の狭隘区間が何カ所かあるので、これの解消を計ることも強く要望して参ります。
町の事業としては琴丘拠点センターの建設、社会資本整備総合交付金を活用した公的賃貸住宅の改善総合事業計画の着手、さらに自治会長さんからの要望事項で今まで予算が無くて実施出来なかったことを実施の方向で検討したいと思います。
 町活性化の為の具体的な取り組みとしては近い将来必ず来る農業の担い手不足を解消するため、小規模圃場を大規模圃場へ整備すること。具体的には芦崎地区の圃場整備の早期事業化認定に向け働きかけを強めたいと考えております。更に、農地の集積化と農業法人や個人など経営体の育成は担い手確保と雇用の創出の上で必要であり、この面にも力を注ぎたいと考えております。
 再生可能エネルギーの中で特に風力発電に関して三種町は立地的に好条件であるという評価をいただいております。進出希望のある企業もあることから、農地転用許可など課題をクリアしながら施設の誘致に努めます。併せて、バイオマス関連では町内に木質ペレットや籾殻ペレットを作る企業があるのでペレットストーブ等関連する機材の普及促進を図るため補助事業を検討したいと思います。
 町の最優先課題としては雇用創出と地元企業支援があげられます。中小企業金融円滑化法が今年3月で終了し、企業倒産の増加が懸念されることから商工関係への金融支援策を検討中です。
 また、森岳温泉郷および町内の観光振興策も大きな課題です。活性化の取組については森岳温泉魅力づくり推進委員会が設立されました。その中で出てきた内容について、町としての具体的なアクションを検討して参ります。
 結びになりますが、皆様は、行政マンとしてそういうことが出来る立場にある方々である。皆さんが持てる能力をフルに使って、町民に「夢と希望」を届けられる施策や業務の遂行を重ねてお願いしたい。「役場が変われば、町が変わる!一番金のかからない地域興し」とこれまでも申し上げて来ました。とにかく、私たちが先頭に立って町を盛り上げていきましょう。
 今年、三種町は合併して8年目に入ります。この町には海・山・川・湖沼・温泉・広大な農地や山林など地域資源が豊富です。また、地域住民の皆様もすごいパワーがあり、必ずや発展する底力を持っていると思いますが、この持てる力をどういう方向に向けるかが行政の役割であると思います。町発展のためこれからも真っ直ぐ、力強く全力を出して進んで行く覚悟でありますが、そのためには職員の皆さんの協力が必要です。私も、皆さんもお互い持てる能力をフルに発揮して、共に切磋琢磨しながら、住民から頼りにされる町役場を作って行きましょう。