現在地: Home 町長室 三種町長だより 平成25年度 町長あいさつ 三種町林業振興協議会 (3月1日)

三種町長だより

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三種町林業振興協議会 (3月1日)

 皆様こんにちは。今日から3月、本日は年度末で何かとご多忙のところご出席いただき誠に有り難うございました。
 さて、今年1月下旬、山形県最上町と上山市へ行政視察に行って参りまして、そのときの模様を今月号の広報みたねに書きましたが、若干、今日の協議会とも関連がありますので、お話しいたします。
 最上町は人口9,500人、秋田、宮城、山形3県の県境に位置し、周囲を奥羽山系の山に囲まれた盆地で冬は豪雪地帯であり、地理的に他の町村と隔絶されているようでした。ここはバイオマス利用事業が盛んで、町の面積(約330k㎡)の84%を占める森林資源の活用と林産業の活性化を図りながら町づくりを進めていました。目を見張ったのは保健・医療・福祉の一体化を目指す「ウエルネスタウン最上」事業で、そのスケールの大きさに圧倒されました。
3.1 林業振興会
 町立病院を核とした保健・医療・福祉の統合施設である「ウエルネスプラザ」を整備し、その冷暖房システムは木質バイオマスエネルギーを活用して医療と連携した健康福祉のまちづくりを目指しておりました。現在550kwと700kwと900kw合計3基の木質ボイラーが稼働しており、地下に埋設された配管を通して各施設へ熱源を提供しておりました。これらの建設資金はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の実証実験事業に応募し採択されたことで、100%国の補助金で実施することができたそうです。
 燃料となる破砕型チップは町の肝煎りにより設立されたチップ製造会社が製造し、原料はこのチップ製造会社が林家の間伐を請け負う代わりに間伐材を無償で提供していただき、双方にメリットがある方法をとっておりました。この会社は高性能林業機械を所有し、現地で枝打ちから玉切りまで行うことが出来、効率良く作業を行っているそうです。
 破砕型チップ製造工場も視察しましたが、最初は生乾きの材木を製造機械に入れたところ鉛筆のように細長い棒が出来てしまい、うまくいかなかったとのこと。その後、工夫して1年間野積みして乾燥させた原料を使用したところ細かいチップが出来るようになったそうです。経営的にはトントンの状況であるとのことでした。そこで製造されたチップがトラックで先ほどの木質ボイラーのサイロに運ばれ燃料として燃焼されます。
 山で切り出された間伐材がチップに加工され燃焼されて灰となる。ここでは環境に優しい循環型社会が形成されておりました。
 最上町のようなことは財源等の面からどこの町でもやろうとして出来るものでは無いとは思いますが、まちづくりに取り組む真摯な姿勢は見習うべき点が多かったように思います。
 さて、国では平成22年に林業再生プランを策定するなど林業に対して陽の目が当たるようになりつつありました。現在のところ材価につきましてはまだまだ満足のいくような価格ではないと聞いておりますが、いずれにしましても、以前から言われておりました国産材の時代が早く到来することを切に望むものであります。
 本日は委嘱状交付の後、担当の方から平成24年度の林務関係事業についてご報告し、併せて平成25年度の事業計画、並びに森林経営計画についてご協議いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。