現在地: Home 町長室 平成28年度 想 3月 「認知症にならないために」

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3月 「認知症にならないために」

 

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 私たちの日常生活の中で「学ぶ」と言うことはとても大事なことで、かの福沢諭吉先生も「学ぶ」ことの大切さを140年前に盛んに述べています。「学ぶ」ということは人生をよりよく生きることに外ならないとも言えます。

 最近、東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之さんの「生涯健康脳」という本を読みました。表紙の「こんな簡単なことで脳は一生健康でいられる。」と帯の「脳医学者が語るイキイキ脳は日常生活で作れる。」に誘われました。

 著者の瀧先生は16万人の脳画像(MRI)を見てきた世界最先端の脳画像研究の第一人者とのことで、この本の中で先生は「脳の最高の栄養素は知的好奇心」と言っております。様々なことに興味や関心を持ちいつもワクワク、ドキドキときめいている状態は脳にとても良いそうであります。これも知りたい!あれも知りたい!という知的好奇心こそ脳の最高の栄養素だそうです。「学ぶ」ことは認知症予防の効果もあるのです。

 ワクワク、ドキドキがなぜ脳に良いかと言いますと、脳の領域の中に直径1センチくらいの扁桃体(扁桃腺ではありません)というのがあるそうです。見る・聞く・触る・臭いを嗅ぐ・味わうなどの感覚で得た情報がこの扁桃体に伝わり、扁桃体は「好き・嫌い」「心地よい・不快」とかの感情に仕分けするそうです。この仕分けの時に楽しい・嬉しい・美味しい・素敵と感じたとき、「報酬系」と呼ばれる神経器官に指令を出してドーパミンという神経伝達物質を放出させるそうです。
 このドーパミンが記憶力を高め、また、心地よいという気持ちが達成感や、やる気を生み出すそうです。プラス感情の時に盛んに放出されるドーパミンが脳を活性化させ、認知症予防になるそうです。

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 知的好奇心は最高の栄養素です。昔やっていた趣味やスポーツをもう一度始めるもよし、これから新しい趣味を始めることも脳にとってはとても刺激のあることです。読書、映画鑑賞、旅行、スポーツ、ダンス、手芸、料理、そば打ち、囲碁、将棋、麻雀、パソコンなど
趣味の範囲は限りがありません。

 それからもう一つ、1日30分歩く程度の運動でも効果があるそうです。歩くことは有酸素運動であり、これによって脳に大切な栄養素が作られ、それが海馬(記憶や空間学習能力系の器官)の体積を大きくして認知機能を高めることがわかったそうです。その他、有酸素運動には脳への血流を増加させるとか、動脈硬化の原因となる物質や、遺伝子を傷つける物質を追い出すこともわかっています。


 自宅の周りで結構だと思います。定期的に散歩をされてはいかがでしょうか。
 いよいよ春3月です。体を大きく伸びをさせて元気に参りましょう。今月も体調管理には気をつけて元気でお過ごし下さい。