町長あいさつ

西は日本海に面し、北には白神山地を望み、東には森林、中央部は八郎湖に面した田園風景が広がり森岳温泉や砂丘温泉を有し、自然豊かなまちである三種町、その豊かな自然と農地が育む特産品や自然エネルギー資源、ここに暮らす町民すべてが幸せを感じ、この町を未来へつなげていきたいと思わせるまちづくりを目指しております。

人口減少・少子高齢化については、最重要課題であり特に若い世代、子育て世代の定着は急務であります。妊娠から子育て期を一元的に支援する係りを創設し、妊娠・子育ての相談から子供の遊び場までを備えた子育て交流施設「みっしゅ」を拠点に、支援の充実を図っております。また、趣味や仕事を通じて地域の活性化を願う若い世代を積極的に支援し、小中学校の児童生徒の皆さんが、町の歴史や伝統にふれ愛着を育むよう、ふるさと教育を実践しております。

地域においては、高齢世帯の増加や近年の災害の大規模化から課題が顕在化し、住民の皆様の危機感から共助意識が高まっており自治会をはじめ共助団体による活動を支援し、安心して暮らせるまちづくりに取り組んでおります。

さらには、我が町では三種町2050カーボンニュートラルを宣言し、実質Co2排出ゼロ実現に向けて取り組んで参ります。これまでも再生可能エネルギーの推進等に取り組んでおりますが、今後は町の基幹産業である農業の振興を図りながら農地の有効活用や維持管理、豊かな森林資源の活用を含め独自の脱炭素施策を模索して参ります。コロナ禍を機に社会のデジタル化が加速しており、それらに対応していくためにも自治体DXを推進し住民の皆様への行政サービス向上と効率的な職場環境の整備を図って参ります。

町として、町民を引っ張る機関車であると同時に、世代や地域それぞれの立場の人を尊重し、住民相互の生活をつなぐ潤滑油として機能していきたいものであり、このホームページを通じて三種町の情報や魅力を発信して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

三種町長 田川政幸